LS-DYNAは大規模なモデル化を想定して、高速・高精度の要素を多数要しています。LS-DYNAの要素は基本的に中間節点を持たない1次要素であり、低次要素を用いることにより高速化を達成しています。ただ、陰解法を用いる場合、精度を向上するために2次要素が推奨されます。
LS-DYNAは有限要素法による空間の離散化と、中心差分に基づく陽的時間積分法をベースとした非線形問題解析用の汎用プログラムです。解析対象としては、衝突・衝撃問題などの動的解析から、塑性加工などの準静的解析までの幅広い分野をカバーしています。また静解析、動解析のための院解法ソルバーも内臓しています。
LS-DYNAの特徴は以下に記しています。
- 有限要素法 (Lagrange, Euler, ALE)
- 陽的時間積分法(陽解法)
- 非線形現象への適用(材料非線形、幾何学非線形、境界条件非線形)
- 動的解析(衝撃問題)
- 準静解析
- 熱構造練成解析
- 流体構造練成解析
- 音響解析
- 院界法(静的応力解析、固有値問題他)
LSDYNAの開発元はLivermore Software で、コーディングの大将はHallquist博士。
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